15年ほど前、知り合いからLA（ロサンゼルス）でドレスワンピースを売っているお店が集まる通りがあると教えてもらい、それだけを頼りに単身LAにわたりました。 お仕事ではおろか、プライベートでもLAに行ったことがなく本当に初めてでした。 買い付けをしたものの日本への送り方がわからないので、服のメーカーが貿易会社を紹介してくれました。

その後、イタリアもフランスも行きましたが、ものは同じなのに値段が４ー５倍と高すぎました。 その点LAはメキシコが近く安価な割には素材もデザインも良く、トータルではUSAの方が良いことがわかりました。 現在では情報化が進んでイタリア、フランスで流行したデザインでも秒速で世界中に広がっていきます。

アメリカの洋服は大きく胸が開いたり、背中を開いたものが多いのですが、 日本人の私が買い付けに行くと日本市場に合うということで、首がつまった服、あまり脚がでない服など特別にサンぽぱい向けに出してくれます。これも長年LAに買い付けに行っているからこそのおつきあいです。 今では年に４回、メーカーの新作が出るタイミングに合わせて買い付けに行っています。

アメリカは移民が多くいる国ですので、アメリカ独自のファッションがあります。そして、アメリカは個性のファッションですから、人それぞれのファッションを作り上げています。LAのビバリーヒルズでは個性を大切に考え、自分のスタイルを作らないと認められません。

一方日本のショップに行くとどのお店を見ても同じような服が並んでいます。それでは本当の「ファッション」とは言えないと思います。 自分のスタイルを作ってしまえば、服は何年着ても古くならないものです。

買ってみるといつもと同じテイストの洋服ばかり買ってしまっているということは多いと思います。違うファッションを見つけるのは難しいものです。 ぜひ本当の自分を見つける、イメチェンするつもりで洋服を選んでください。